※2024年8月:こちらのブログに引っ越しました。
フェリシモの帆布バッグを作れるキット2回目「マルシェバッグ」がようやく完成しました。
時間はかかってしまったけれど、自分にしては上手に作れたのでとても満足しています。
今回はキットを作る際に間違えたこと、気を付けたことなど6点と、作り終えた感想について書いています。
フェリシモ帆布バッグ③マルシェバッグを作る際に気を付けたい6か所
消えるチャコペンシルを使用したら布裁断する前にカット線などの線が消えた
水性チャコペン『チャコパー』でつけたしるしは、約2~10日ほどで自然に消えます。(消える時間は温度、湿度、筆圧等により異なります。)
以前の反省を踏まえ、今回はチャコペンではなく、チャコペンシルで布に裁断線などを書き込みました。
しかし微妙に角度がズレている…と感じる箇所があったので、チャコペン『チャコパー』で布に線を書き直しました。
線が消えてしまうことは承知していたので「1週間以内に布を裁断しよう」と決めていたのですが、実際に裁断作業に入ったのが、ペンで書きこんでから10日以上経過した日。
……書き足した線は消えておりましたとさ。
またやっちゃった(^^;)
『チャコパー』は、線の太さが一定に書けるので、使いどころによっては、ペンシルより私にとっては使いやすい道具なのです。
次の作業をすぐやることで、線が消える前にちゃんと活用したい!
ボビンの糸巻きに失敗
ボビンの糸巻きの最後の最後で、糸が波打ってしまいました。
このまま縫うのに使うと、ミシンの縫い目に不具合が出るので、波打っている箇所までボビンの糸を解き、手でまき直しました。糸をまく時の力加減は、強すぎず弱すぎず均等になるよう心掛けました。
ボビン巻きはじめに異変を感じたら、最初からまき直した方が間違いがありません。しかし今回は、本当に後半の巻き部分だったので、部分的に対応することにしました。
テスト縫いして、問題なく縫えたので、このまま作業を続けました。
ちなみに波打っていたボビンでもダメ元でテスト縫いしたのですが、下糸は見事に切れました。
ボビンはきれいに巻かないと危ないので、準備はしっかりしましょう!
マニュアル通りにマスキングテープを使おう!
↓下記写真のように縫うのが正解↓
「まっすぐ縫えない場合はマスキングテープを貼ってガイドにするとよいでしょう」
という文面で、縫い目の右側にマスキングテープを張った絵が手順書にあるのに、縫い目の左側にマスキングテープを貼って縫っていました。
何故こんな貼り方をしたのかというと、真ん中の縫い目から5mmの位置にステッチする箇所だったので、1cm幅のマスキングテープを中央に貼れば、1枚で両サイド縫えばいいんじゃない?という自己判断をしてしまいました。
↓出だしはよかったのですが↓
↑次第にミシンの押さえでマステが歪んでいき、位置目安に迷ってしまったのが原因↑
結果、上記写真のように縫い目が歪みました(笑)
ミシンで縫う際の目安にマスキングテープを貼る際は、縫い目の右側に貼るのが間違いないです。
ちなみに左側のステッチは、マスキングテープを目安にするよりは、ミシン縫い方を左寄せにして、ミシンの押さえを目安にした方が、縫い位置を保ちやすかったです。
↓この縫い方↓
↓【参考】中央で縫う設定の場合↓
私の場合、もともとミシンについている位置合わせを活用した方が、意外とまっすぐに縫えたという結果でした(^^;)
外布の底付け
↓底から見るときれいに縫えているようですが↓
↓反対側からみると、布もズレてるし、縫い線で縫えてない↓
(しかも途中で糸が切れたし)
クリップ留めだけで縫うと、どうしてもノッチが合わずズレてしまうので、
仕付け糸で仮押さえしてからミシンをかけました。
↑周囲以外にもノッチ部分をしつけ糸で押さえてあります。待ち針の替わり↑
(ノッチ部分の糸は、ミシンで縫いこまないように縫いながら外しました)
縫う時のコツとしては、縫い方を左寄せにして、
しつけ糸がミシンの押さえの中央に来るように外布を設置すると、ちょうど縫い線の上に針がきます。
あとは、カーブ部分は3目くらい縫ったら位置確認をするなど、まめに調整するときれいに縫えます。
↓裏面も縫い線に沿って縫えているか、小まめに確認しました↓
持ち手を外布(裏面)につけてしまった
持ち手を外布(表)につけるべきところを外布(裏)につけてしまいました。
幸いなことに、全部つけてしまう前に気づけたので、急いで修正しました。
間違いに築いたきっかけは、外布に内布を縫い付けた後に表に返した状況を想像したところ、持ち手を付ける位置がおかしいことに気づきました。
↓これは正しく外布(表)につけなおして、実際に表に返した状態を想像している図↓
想像しながら作業するって大切ですね……。
金づちで布をたたく際は強く短時間で仕上げるべし
帆布を金づちで叩いて折り目を付けたり、布を薄くして縫いやすくする作業が、上手にできるようになったのか、今回厚手の8号帆布ですが、とても縫いやすかったです!
木づちで叩く音がかなり響くので、日中に作業するにしても騒音になるのではないかと気になってしまい、強くたたきつけることに抵抗がありました。
しかし、逆に強くたたかないことでいつまでたってもくっきりした折り目がつかない・布を希望する薄さにできないなど、逆に時間がかかってしまうと思い、「強くたたいて、短時間に完成させよう」という気持ちで挑みました!
サクッと仕上げてしまえば、短時間のトンカチ音なの周囲への音が広がる時間も短いし、何より自分の疲労が軽減されることに気づきました。
あと短時間に力を込めて叩くので、ある種のストレス発散になるかも……(笑)
そのようなわけで、気合を入れて叩いた帆布8号は、厚みのある個所でも今までよりもスムーズにミシンで縫うことができました。
今回の厚みのある個所
(金づちでたたいて薄くする必要があるところ)
- 持ち手を作成:4枚重ね
- 持ち手を外布につける:部分的に5枚重ね
- 外布と内布を合わせる:部分的に6枚重ね
- バッグ口のステッチ:部分的に8枚重ね
の4か所あります。
8号帆布は厚手ですが、2枚重ね程度であれば金づちでたたかなくてもそのままでミシンで縫えます。
さすがに6枚重ねになってくると自動ではなく手回しで縫いましたが、前回作った10号帆布の重ね縫いよりスムーズに針が進んでとても気持ちよかった✨
しっかりたたいて生地を薄くするって、本当に大切なんだな~と改めて思いました。
フェリシモの帆布バッグ③マルシェバッグを作った感想
かなりの日数をかけましたが……(^^;)
無事に完成!
↓内側はこんな感じ↓
今までで一番きれいに作れた~♪
(縫い目が歪んでいるところはありますが、トータルで見て、ものすごく満足♡)
「できるだけ縫製しやすくする工夫やきれいに縫うコツをレッスン」ということでしたが、作りやすかったです。
厚みが出ないように外布と内布で縫い合わせた個所同士を合わせないとか……その通りなんですが、「ああそうか、なるほど!」と思いながら作りました。
今回8号帆布ということで、今までの布よりも分厚い……と、かなりビビっていたのですが、②シンプルトートバッグで鍛えられていたのか、一つ一つの工程を丁寧に行うことで、むしろ10号帆布を使った②のトートバッグより作りやすかった!
個人的には、カシメを使っていないので助かった感があります(笑)
……完成までに、時間はものすごくかかったけどね(^^;)
作業するうえで、今までと変えてみた点が一つありまして、今回は「毎日少しずつ作っていく」システムを取り入れました。
今までは、「今日は帆布バックを作る日!」と決めて、なるべくその日のうちに作り上げるようにしていましたが、集中力がどうしても途切れてしまうので、「毎日ちょっとずつ作る」に変更してみました。(1日で作ろうとすると、作業がだんだん雑になっていく私……)
結果としては、一つ一つの作業を丁寧にすることができたので、上々の出来だと思っています。これはとてもよかったです。
毎日ちょっとずつ作る場合に感じた難点は、作業と作業の間隔があいてしまう場合があり、「チャコペンで書いた線が消えた」とか「毎回ミシンの調子確認から始めなければいけない」ということです。(あとはミシンやアイロンなどの道具の出し入れを毎回やってました)
でも完成品を見ると、ちまちま作ってよかったな~と思いました。
間違えても、気力が十分あるので、早めに間違いに気づくことができたり、修正するにもネガティブな気持ちになることなく「しょうがないな~(笑)」という気持ちで取り組めました。
ひとつ前のキットである帆布バッグ②トートバッグを作り上げた後は、心身ともにかなり疲弊していたのですが、今回は「やったーできたー♪」と純粋によろこべました。
最後の日は、組み立てて仕上げるだけにしたので、本当に楽しかったです。
今回は特に、最初の布に線を引いたり、裁断したりが苦手だったので、そもそも作業をし始める状態に自分を持っていくのが大変でした。
そこを乗り越えてしまった後は、今日は裏布を縫い合わせるだけ、外布に底を縫い付けるだけ、持ち手を作るだけ、などと毎日ちょっとずつパーツを作っていくだけの作業にしたので、集中力・モチベーションを保つことができました。
ちなみに集中力が途切れてきたら(私は作業ミスを連発するようになるので)、その日の作業は止めるようにしていました。
作り間違えて修正を何度もやっていると、作ろうとする意欲自体がなくなってくるので、それだけは避けようと思いました。
時間はかかりましたが、私に合った作り方で進めることができたと思っています。
次も頑張ろう~という気持ちになっております(笑)
大満足です♪
↓最後に↓
↑マルシェバッグを完成させ、ミシンから取り出したボビン↑
ちょうど糸を全部使い切っていたようで、まっさらな状態でした!
糸が尽きる前に完成して、本当に良かった!!
自分で用意した道具
ミシン糸#30
緑の糸を使用しました。
何故この色を選んだのかと言えば、買いに行ったお店に布地に近い黄緑色の太い糸がなかったからです。
取り寄せするほどでもない(すぐ作りたいし)と思ったので、帆布バッグ①で使った黄色か今回購入した緑色にしようか迷った結果、緑を選択しました。
緑にした理由は、
- 縫い目がワンポイントになって可愛いくなる
と、購入時の私が判断したからです。
そして縫い始めた私が思ったことは、
「まっすぐ縫えないのに、縫い目を目立たせる糸を購入するなんて……!!」
バッグ中央に配置される外布の合わせ目のステッチを見た時に、ものすごい後悔したことは秘密です(^^;)
まあ底を縫い合わせる頃には、「この歪んだ線も私の歪んだ心の現れよ(笑)」と緑の縫い線を愛せるようになっていたので、問題なかったですけどね!
縫い目を目立たせたくない人は、外布と同じ色か黄色を選びましょう!
その方が縫い目が多少曲がっていたも、目立たないですからね。
アイロン
なんと今回、我が家のアイロンが新調されました!
日立のコードレススチームアイロン(CSI-315)
帆布バッグを作るにあたり、物置の奥から古いアイロンを引っ張り出して作業している私を見た母が、スギ薬局のポイントで交換してきてくれました\(^o^)/
やっぱり新しいアイロンはいいですね。
軽い!!
あと、使い終わってからアイロンの熱が冷めるまでの時間が、早い気がします。
機能的には、古いアイロンと違いはないですが、なんか使いやすいですねぇ~。
道具が新しくなるって素晴らしいですね✨
でも軽いっていうのが、とてもいいです。
新品、バンザイ(/・ω・)/
フェリシモ・帆布バッグ③マルシェバッグのキット概要
おうちミシンで職人気分 基本からマスター 帆布バッグレッスンの会③マルシェバッグ | |
価格 | 月1回:価格:3,850円(税込み) |
想定作業時間 | 約3~6時間 |
完成サイズ | 縦約25cm、底横約25cm、まち幅約14cm |
キット内容 |
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自分で用意するもの |
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あると便利なもの |
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公式サイト | https://www.felissimo.co.jp/ |
備考 |
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まとめ
フェリシモの帆布バッグキット③マルシェバッグを作るときに気を付けたいことは、
- チャコペン『チャコパー』を使った場合は、線が消える前に作業をしよう
- ボビンの糸巻きに失敗したら巻きなおし
- 縫う時の目印にマスキングテープを使う際は、縫うところの右側に貼るのがおすすめ
- 外布の底付けが難しいときは、しつけをしよう
- 持ち手を外布につけるときは、縫い付ける前に完成形を思い描こう
- 金づちはためらうことなく強くたたいて短時間で仕上げよう
の6点です。
今まで作ってきた中では、一番きれいに仕上げることができたので、とてもうれしいです。
4つ目のキットも頑張って作るぞー!!