六月が終わろうとしております。
今年も半分過ぎた…ということですね。
時の流れって恐ろしい(~_~;)
今年の前半を振り返ると…
家族の入退院、入退院 + 家族の入退院、負傷、負傷 + 家族の骨折
……なんだろう、この状況は(・。・;
まあ…私は無傷で無病で万々歳\(^o^)/なのですが…
一度、お祓いでも受けてきた方がいいのではないだろうか?
などと考えていたら…ちょうど季節は六月。
私:「たしか六月って、『大祓』の季節だよね!?」
若干疑問文で叫ぶ私に、母が新聞を広げて示しました。
母:「これ」
“夏越の大祓”
そこには紙面いっぱいに広がる護国神社の“夏越しの大祓”の案内。
私:「それだっ!」
今年上半期の厄を落とすのにちょうどいい時期!
ナイス!
母:「行って来たらいいんじゃない?」
私:「私より、傷病絶えないアナタ方が受けた方がいいと思うのよね」
何はともあれ、今年一年の前半の厄を祓う時がきたのですよ(笑)
夏越の大祓の意味や由来
夏越の大祓(なごしのおおはらい/なごしのおおはらえ)とは…
年に2度行われる大祓の一つで6月に行われる。
自らの心身の穢れ、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的とした行事で、1年のうち6月30日と12月31日に行われる。
六月に行われる大祓を六月の大祓を『夏越(なごし)の祓』
十二月に行われる大を『年越の祓』
と呼ぶ。
夏越(なごし)の祓では、
①大祓詞を唱え、
②人形(ひとがた・人の形に切った白紙)などを用いて、身についた半年間の穢れを祓い、
③無病息災を祈るため、茅や藁を束ねた茅の輪(ちのわ)を神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱える。
夏越の大祓と言えば「茅の輪」くぐって無病息災
夏越祓(なごしのはらえ)の時、神社の参道に設ける、チガヤで作った輪。
これをくぐれば病気が避けられるという。
由来は、備後風土記逸文にある蘇民将来の故事と言われている。
茅の輪のくぐり方
※神社毎に異なる場合もあるので、受けられる神社にて詳細をご確認ください。
①「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えながら行う。
②輪の前に立ち、一礼。輪をくぐる。
③左に回り、再び前に立ち、一礼。輪をくぐる。
④右に回り、再び前に立ち、一礼。輪をくぐる。
⑤左に回り、再び前に立ち、一礼。輪をくぐる。
⑥そのままご神前に進み、お参り。
夏越の大祓と言えば「形代/人形」で自身を清めるよ
人の形に切った白紙などのこと。
これに自身の身についた半年間の穢れを移し、祓い清める。
人形の書き方
※神社によって記入項目・作法が異なる場合もあるので、受けられる神社にて詳細をご確認ください。
①氏名、年齢(数え年)、生年月日等を記入。
②書き終えた人形で身体をなでる。具合の悪いところなどは念入りになでる。
③人形に息を吹きかける
「蘇民将来」のお札
日本各地に伝わる奈良時代に編纂された『備後国風土記』の逸文として「蘇民将来」の逸話が伝わっている。
昔むかし。
北の海にいらっしゃった武塔神(むとうのかみ)は、南の海の神の娘と結婚しようと旅に出られました。
旅の途中。
日が暮れてきたので、武塔神は一夜の宿を求められました。
その地には、蘇民将来と巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟がおりました。
巨旦将来は裕福な身の上でありましたが、武塔神の願いを拒みお断りします。
蘇民将来は貧しい身の上でありましたが、粗末ながらも出来る限りの食事をお出しし、手厚くおもてなし致しました。
武塔神はとてもよろこび、旅を続けられました。
数年後、武塔神は再び蘇民将来の家を訪れました。
かつてのもてなしに対するお礼をするためです。
「汝が子孫その家にありや」
(この家にはおまえの子孫がいるのか?)
と、武塔神が問うと、
「己が女子と其の婦と侍り」
(娘と妻がおります)
と蘇民将来は答えました。
すると武塔神は、
「茅の輪をもちて、腰の上に着けしめよ」
(茅の輪を作り、腰の上に着けさせなさい)
と仰せになりました。
仰せのとおり、蘇民将来は娘に茅の輪を着けさせました。
その夜の事。
武塔神は、蘇民将来の娘だけ残し、皆ことごとく滅ぼしてしまいました。
武塔神はこのように仰せられました。
「吾は速須佐雄(はやすさのを)の神なり。
後の世に疾気(えやみ)あらば、
汝、蘇民将来の子孫と云ひて、
茅の輪を以ちて腰に着けたる人は免れなむ」
私:「え…娘以外、滅ぼしたっ!?」
あまりのびっくり展開(~_~;)
でも世間に浸透している説だと、スサノオ神に滅ぼされたのは巨旦将来の一族のみで、蘇民将来の子孫たちは、スサノオ神に教えられた通りに『蘇民将来之子孫也』と記した茅の輪を作り、後の世まで平穏に暮らしましたとさ。
という内容になっているので…まあ良しということで。
まとめ
このような感じで、今年一年上半期の穢れを落とし、清い気持ちで今年の下半期を迎えるのもよいものだと思います。
昔、祖母に言われました。
「節目節目できちんとお祝い事や行事を行わないといけない。
節目で行うことで、そこで一旦区切りをつけて、また新しい気持ちでがんばろうって事だよ」
と、祖母も過去に先人に言われたそうです。
今年前半は、病気と怪我と…穢れ満載な期間が続き、本当に毎日どうしようかと思うような展開が続いていたので(私にではなく、家族にですが…)ここは一つ、しっかりきっぱりと区切りをつけようと思いまして神社へ詣でることにいたしました。
6月の某日。
私は新聞に載っていた護国神社ではなく、別小江神社へと向かいました。
自転車で。
とはいえ、別小江神社の輪くぐり神事は、夏祭り(7月)に行われるので、本当に詣でて、人形流し、ご朱印を受けてこよう!というプランでした。
朝、本当に微妙な空模様でした。
私:「自転車でパッと行って、詣でてくるだけだから……
きっと雨が降り出すまでには、帰ってこれる…ハズ」
念のため、折り畳み傘をカバンに入れ、私は神社へと向かいました。
到着した私の目に映ったのは、ご朱印を受けるべく並んでいる人々の長蛇の列!
私:「いやいやいや…まだ早い時間だし、雨が落ちてくるまでにはきっと…!」
そんな私の願いもむなしく、本殿に参拝し、詣でた証にとご朱印の列に並び、「60分後のお渡しになります」と伝えられた時には、傘をさして自転車を押して帰ることを決意しておりました。
その後、近くのアピタでまったりと時間をつぶし…
60分後。
私:「………」
眼前に広がるのは、洒落にならない豪雨!
私:「これ…早く帰らないと…危ないやつだ」
急いで神社に戻り、ご朱印帳を受取、「人形やってない!」とか思いつつ、そんな場合じゃないと思い直して、折り畳み傘を広げ、自転車を押して帰路に着きました、
結果としては、強風により折り畳み傘が4、5回ほど逆さまにひっくりがえり、服はびしょ濡れになり、帰宅。
ある意味、散々な結果のような有様でしたが、
私:「でもまあ、『夏越の大祓』は『水無月の祓い』ともいうし…
水の神さまに強制的に清められたと思えばいいか」
と思い直し、頂いた限定ご朱印やはさみ紙を堪能させて頂きました。
風邪を患うこともありませんでしたので、結果オーライ♪
このまま無病息災で今年の下半期を過ごしましょう♪