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錫製品のお手入れ方法。光沢が無くなってきたら?特徴を知って末永く使おう!

錫の箸置き(青海波) 雑学

ここに、箸置きがあります。
友人から頂いた錫製の箸置きです。
(参照:伝統文様の意味を調べてみた。青海波、麻の葉、七宝、亀甲、紗綾形
錫の箸置き(青海波)
ここに、ビアジョッキがあります。
昔々。我が父がマレーシア勤務だった頃のお土産の品で、我が家にあったものと祖父母に贈られた物で、色々あって私の手元にやってきた錫製のビアジョッキです。
錫製ビアジョッキ

これ、大きいから冷たいお茶等をたくさん飲みたい時にとっても便利♥

 

箸置きは我が家に来たばかりなので、柔らかい布で磨いてやれば、ピカピカをキープできると思うのですが…

ビアジョッキさんは、長ぁ~い間、飾られていたり、仕舞い込まれていたりして、錫の光沢は失われてしまっているのですが、どうにか元通り…とまではいかないけど、もう少し艶のある状態に戻したいなぁ。

という野望を抱いてしまいました(笑)
ピカピカにしたいな♪

 

 母:「昔。おばあちゃんが洗ったら傷がついちゃって…
    それからおばあちゃんも手入れの方法をいろいろ研究したんだけど…
    これだっ!という方法にたどり着かなくて、布で拭いていたのよ」

 

そして、きれいに使いたいという思いから、手入れ方法が曖昧なままでは使えないと錫製ビアジョッキは格納されたままになってしまったという。

 

わかりました!
祖母のその思いも含めて、私が錫製品をピカピカにしましょう!

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錫製品のお手入れ方法

1.使用後は、水またはぬるま湯で、中性洗剤を使いスポンジの柔らかい面で洗う。

必ず”柔らかいスポンジ”を使用して洗うこと!
錫はとても柔らかい金属なので、傷がつきやすいです。
金属たわし、研磨剤の入った洗剤は使用NGです!

(恐らく私の祖母は、目の粗いスポンジを使用した為、「そっと洗ってみたんだけど」とは言っておりましたが、錫製のビアジョッキに傷がつき、びっくりした模様)

最近は、メラミンのスポンジ(メラミンフォーム)という「洗剤の要らない台所スポンジ」という素敵なものがあります。
これは、比較的柔らかいので、錫を傷めません。
※完全に無傷、というわけではないので、ツヤのある仕上げになっている錫製品の場合は、柔らかい布で拭くだけにした方がいいと思います。

また、洗剤を使わなければ、洗剤の匂いが残らないので、酒器など匂いを残したくないものを洗う時にオススメです。

<メラミンスポンジの注意点>

・先ほども書きましたが、完全に傷を付けない、というわけではないので、
 ツヤのある仕上げになっている錫製品を洗うの場合はオススメしません。

・メラミンのスポンジは、水にぬれてもいい飲食器の錫にはオススメですが、
 水にぬれてはいけない錫製品(漆で色着けしているもの等)には使用しないこと!

 

2.洗った後は水気を十分にふき取る。

水気を残すと痕が残ることがあるので、必ず柔らかい布で拭いてから収納しましょう。

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錫製品の光沢が鈍くなった

重曹を使ったお手入れ方法

1.重曹を水または台所用中性洗剤で解いて、固めのペースト状にする。

2.ペースト状にした重曹を錫製品につけ、円を描くようにこする。
  全体をムラなく均一に磨くこと。
   ※柔らかい布を使いましょう

3.磨き終わったら、水または中性洗剤で洗い、重曹を洗い流す。

4.柔らかい布で、水気をしっかりと拭き取る。

 

練り歯磨き/歯磨き粉を使う

1.柔らかい布に水を浸し、しっかりと絞る。

2.絞った布に市販の練り歯磨き(ごくごく普通の歯磨き)を少しつける。

3.歯磨きの付いた布で錫製品を磨く。

4.指先にちょっとだけ力を入れて、ひたすらに磨く。
  気長にやっていると、錫製品の汚れが落ちていく。

5.水またはぬるま湯で汚れ・練り歯磨きを洗い流す。
  (柔らかいスポンジを使用してもOK)

6.乾燥した柔らかい布で水気をしっかりと拭き取る。

 

錫製品の特長を知って、末永く使おう!

火のそばに置かない

融点(232℃)が低い金属なので、
コンロなどのそばに置いておくとあっという間に溶解します。
湯煎程度であれば問題ないです。

冷凍庫に入れない

氷点下の極めて低い温度(氷点下10℃以下)で稀に変質することがあるので、冷凍庫はNG。
 昔、理科の授業でやった「同素体」というやつですよ。
 温度で錫は同素変態を起こし、錫製品が膨らんでボロボロになってしまいます。
 こうなってしまうと修理不可Σ( ̄Д ̄;)

冷蔵庫での長時間の保存も避けましょう。

電子レンジ・食洗機・オーブンの使用不可

錫は金属なので、電子レンジでは使えません。
当然、高温になってしまう可能性があるので、食洗機・オーブンは使えません。

火傷に注意

熱伝導率が高いので、熱いものを入れれば熱くなり、冷たいものを入れると冷たくなります。
つまり熱過ぎるものを入れると器ごと熱くなり、火傷をする恐れがあります。

とにかく柔らかい

錫は非常に柔らかい金属です。
布や紙でも傷つく場合もあるので、とにかく手入れには柔らかい布を使いましょう。
硬いたわしなんてもっての外です。

柔らかい金属故、落とせば凹み、長く使えば傷だらけ。
けれど、それもまた素材の変化の一つだと思い長く楽しめる理由となると思います。
が、やはり過度に負荷をかけると、亀裂や破損の原因になってしまうので…
可能な限り気を付けてあげたいと思います。
(私、割と雑に使ってますが…(^_^;))

酢の物注意

酸性の強いもの、色の濃いものを長時間入れたままにしておくと、変色の原因となります。

 

 

 

まとめ

錫はとても柔らかい金属なので、基本的なお手入れは、

  柔らかい布で拭く!

これに尽きるということでしょう。

大丈夫、私、拭けてる!

普段の生活で気を付けたいのは、

  落下させない

ですかね。

今のところ、箸置きもビアジョッキも落としてませんよ!
(ビアジョッキ落としたら、ジョッキよりも床が傷ついて母に怒られる…ヒィィ((ll゚゚Д゚゚ll))ィィ!!!)

…でも、思っていたよりもシンプルなお手入れ方法なので、
これくらいならできると思います。

(ずっと母や祖母に「すぐに傷がつくから」と言われ続けていたので…(^_^;))

せっかく手元にやってきた素敵な錫製品たちなので、
きれいな状態でずっと楽しめるよう、大切に使っていきたいと思います。

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