※2024年8月:こちらのブログに引っ越しました。
フェリシモ帆布バッグキット④「3-wayショルダーバッグ」が、完成しました!
今回は、前回のバッグと違い、すべてが直線。
そして縫う箇所も多くない。
肩ひも作成は初作業になりますが、比較的シンプルな作業工程!
そう思って取り組んだ私の「手こずった2箇所」(肩ひも作成・内袋と外袋の袋口)の原因とその対処方法。
そして、自分なりに「気を付けて作業した2点」についてまとめています。
作り終えた際の感想も併せて書いていますので、ご参考になれば幸いです。
3-wayショルダーバッグの肩ひも作成に手こずった原因と対策
【原因】裁断線の書き込み誤り
最初の計測・裁断で間違えるという致命的なミスでした。
後に続く全作業工程が、おかしくなるわけですよ( ノД`)シクシク…
<間違えたところ>
手順6で肩ひもを作るときに気づきましたが、
- 肩ひもAの長さ:【誤】133cm→【正】130cm
- 肩ひもBの長さ:【誤】132cm→【正】127cm
裁断する長さを間違えてました!
【間違えた原因】
布の長さ=132cmを、肩ひもAの長さと読み違えた。
結果、
(正)肩ひもA=130㎝、肩ひもB=127㎝
(誤)肩ひもA=132㎝、肩ひもB=130㎝
で、裁断してしまった。
(より正しく言えば、さらに+1㎝ほど長くなっていた。肩ひもA=133㎝)
ですので、肩ひもAとBを合わせるときに生じる差(重ならない部分)が不足している状態になってしまった。
↓肩ひもAとBを合わせているところ↓
↓肩ひもAとBを重ねた際に、肩ひもAの両端に約1.5cmの重ならない部分ができるはずだったのですが…
↓片側にできるはずの余白1.5cmがない=肩ひもBが規定値よりも長い
(そして全長が133cmもある肩ひもA=規定値よりも長い)
しかし定められた長さより長いので、調整して対応できる!
とほっとした次第です(^^;)
【対処方法1】カットして長さの調整
【対処方法】
肩ひもAをそのまま活用し、肩ひもBの長さを2cmカットすることで、長さ調整。
肩ひもBは、肩ひもAより3cm短くなっているのが正しいので、130cmになるよう2cmカットしました。
これにより、肩ひもAと肩ひもBを合わせた際に、肩ひもA両端に1.5cmの重ならない部分を作ることができました。
【その後】
カットして作った重ならない部分2cmと、本来必要な余白1.5cmという不一致に気づき、再び頭を抱えたことは……大きな声では言えない(^^;)
【対処方法2】金具(ナスカン)を付ける部分で調整
2㎝になってしまった部分(本来は1.5㎝)は、ナスカンを付ける際に調整した。
1.5㎜で折、次の折り目はナスカンを入れた具合で決めました。
肩ひもの反対側の折り目との大きさにも際はないようにしてあるので、OK!
最も手こずった箇所 肩ひもの両端
肩ひもの両端部分が、一番縫いにくかったです。
ナスカンをはさんでいる箇所の厚みで、時折ミシンの押さえが浮いてしまうのが原因でした。(ミシン針はスムーズに通るので、木づちで布を薄くする作業が足りなかったわけではないと判断しています)
少しでも布のずれを感じたら、位置を直し、不安定な箇所は手回しで一目一目ゆっくり縫うことで、なんとか縫い切りました!
↑どちら向きに布を置いても、ズレるときはズレる↓
4~5回くらい、縫っては解いてを繰り返しました(^^;)
微妙にずれてしまった外袋と内袋 原因と対処方法
内袋と外袋をそれぞれの脇から合わせていくと、余ってしまう部分ができてしまった!
【考えられる原因】
アイロンなどを当てた際に、布が伸びてしまったか……
【対応方法】
片方の脇で長さを調整して、縫い合わせた。
↓長さ調整をした方の脇↓
白い帆布の方に厚みができてしまったが、きれいに縫い合わせることができました。
↓縫い初めにした方の脇↓
縫い終わりが近くなってきたところで、しわが寄ってしまった。
修正しようか迷ったが、内袋を中に入れた時に、ちょうど隠れるのではないかと考え、そのままにした。
【その後】
内袋を外袋の中に入れ、袋口にステッチをかけました。
布を寄せた脇部分は、木づちで念入りに叩いてから縫ったので、ミシンで縫いにくいことはありませんでした。
\内袋を外袋の中に入れると、カバンぽくなる!/
\ステッチ縫い終わり。思っていたよりスムーズに縫えた/
出来栄えは、
厚みができた方の脇は、予想よりきれいに縫えていました!
木づちで叩いたかいがありました。
しわが寄ってしまったほうの脇は、残念ながらちょっとしわが残ってしまいました。
でも実際に使う際に気になるほどでもないので、私はOKです。
今回気を付けて作業した箇所
よく縫い間違える箇所は、チャコペンで縫い線を書き足してからミシンで縫った
持ち手や袋口など厚手の部分を縫う際に、布の厚みなどでミシンの縫い目がズレてしまうことがあるので、目安となる線を書き込みました。
私の使っているチャコペン(紫)は、書いたそばから、かなり薄くなってしまうので、逆にこういう利用をしてみました。
縫い線の追記は、全面に書き込んだのではなく、目安として要所要所のポイントになるように追記しました。
↓持ち手:位置合わせの線と縫い線↓
↓持ち手がある袋口(ステッチ)↓
↓ステッチの位置目安↓
正直、目安になる線があることで、とても縫いやすかったです。
厚みでミシンの押さえが浮いてしまう時などに、縫う位置を正しい場所に戻しやすかったです。
今回は、布に対し目立たない色だったことと、本当にすぐ消えやすい状態のチャコペンだったのでこの方法をとってみました。
チャコペンの色が、布に対して目立つ色の場合や、ペンの状態でそうそう線が消えない(薄くならない)場合は、表面への書き込みになるので、やらないほうがいいでしょう。
でも書き込むと、私にとっては便利でした!
ミシンで縫いやすくするには、よく叩くべし
木づちで布の厚みを少しでも減らすと、本当にミシンの縫いやすさが違います。
木づちで叩く作業の時は、遠慮せず気合を入れて、布の厚みを減らしましょう。
ちょっと叩いている音の響きが、ご近所様に対して気になるところではありますが……(^^;)
私は、午前中と夜は避け、お昼ご飯を食べた後~夕方までの間に、全力で木づちで叩いておりました。
\肩ひもの厚み計測中。ちょっと浮いてますが、約5㎜/
\木づちで叩いた後。浮き上がる力も弱くなり、厚みも3~4㎜になりました/
最厚部分の縫い付けは、最後の袋口ステッチ(持ち手部分)になります。
今回はそれぞれのパーツ作成時に「これでもかー!!」と、木づちで打ち付けたので、ミシンの針が布を通らないということもなく、スムーズに縫えました。
\持ち手の縫い付け。一番分厚くて帆布8枚/
\予想していたよりもスムーズに縫えて、安堵/
\袋口の縫い合わせ。帆布6枚+接着芯の厚さ/
個人的には、「帆布バッグ①の時より、成長したな…私✨」と、自画自賛していました(笑)
作り終えた感想と実際に使ってみた感想
作り終えた感想
とりあえず完成品を見てください(笑)
↓バッグの中は、こんな感じです↓
↓クラッチバッグモード↓
↓ショルダーバッグ↓
片ひもの両端は、まじまじと見てはいけません(笑)
とにかくもう、大満足なのです!
嬉しい♪
帆布バッグ1つ目だったショルダーバッグを思えば、上手に作れるようになったと自画自賛しております(笑)
- 裁断線など布に線を引く作業が苦手。
- ミシンのボビン巻きがうまくいかない。
など、どうしても時間を費やしてしまう箇所もありましたが、フェリシモ帆布バッグ④3wayショルダーバッグは、縫う部分も少なく、縫っても直線というシンプルな構造で、作りやすいキットでした。
帆布バッグキット①~③を作った経験あっての④の完成ですけどね。
私の次の課題は、帆布バッグ⑤を作る際に、いかに「布に線を書き込む作業を疾く速く正確に行えるか」です。
対策としては、3尺ものさしを出して使おうと思います。
(長くて使うの苦手なんですけどね。長い直線のために、がんばります!)
あとキットとは関係ないですが、使用しているミシンのボビン巻きの調子が悪く、きれいに糸が巻けない状態です。
縫い始めるまでに、ボビンを3つも作ったため、バッグを縫っている途中で、ミシン糸が無くなるのではないかと内心焦りました。
幸い、帆布バッグキット④3wayショルダーバッグは、縫うところも少なく、ミシン糸が不足することなく完成しました。
私の場合、ミシン自体が古いので、ミシン本体の調子が悪いのかもしれません。
(祖母が使っていたジャノメNC2525をそのまま使ってるしね)
妹に相談したら、「最近のミシンは、ボビン自動で巻いてくれるから、新しいミシン買いなよ」と言われましたし(^^;)
念のため、ボビンの糸巻きがうまくできない際の確認ポイントを書いておきます。
ボビンの糸巻きがうまくできない原因
↓左と中央のが失敗、右のボビンを使用↓
【考えられる原因】
- 糸巻き案内にしっかりと糸がかかっていない。
- ボビン押さえに固定されていない。
- 速度は、「早い」で行う
ボビンがきれいに糸巻きできない1番の要因は、「糸巻き案内」にしっかりと糸がかかっていないことです。
糸巻き案内のくぼみにしっかりと糸を入れれば、解決します。
他の2点は、私が昔やったミスです。
ボビン押さえにボビンを固定しないまま糸巻きを始めると、糸が外れて、巻き軸などおかしなところに糸が巻きつく惨事が発生します。やめましょう。
速度は「早い」ではなく「ゆっくり」のまま、ボビン巻きをしても、きれい巻けませんでした。(ボビンとして使えないボビンが生まれるだけです)
今回、上記3点は、問題ありませんでしたので、ミシン本体の調子が悪いのか、他に不具合があったのか、今後検証しながら、ミシンを使っていこうと思います。(購入検討は、そのあとにします)
実際に使ってみた感想
ショルダーバッグの形で、使ってみました。
まだ布が固いので、青とベージュの切り替え部分でぺたっと折れません。
復元力が強いので、持ちあがってきてしまいます(笑)
もうしばらくショルダーバッグかクラッチバッグの形で使用していれば、布に癖がついて落ち着くかな~と考えています。
ショルダー状態で使っても、予想していたよりも重くはありませんでした。
11号帆布だからですね。
でも接着芯で上部にしてあるので、カバンにしては記事が薄いなどと感じることもありませんでした。
いいバッグです!
今後しばらく、散歩はちょっとした買い物のときにこのバッグを活用していく予定です。
帆布バッグキット③のマルシェバッグから、ようやく、持ち歩いても、堂々としていられるバッグが作れるようになりました!
次の5つ目のキットも頑張ろう!
自分で用意した道具
- ミシン糸#30号 ベージュ
今まで、布に対し糸が目立つ色を選択してきたので、今回は布地に同化する色調を選ぼうと考え、ベージュを選択しました。
そして縫い始めてから気づいたのですが、ベージュは内袋の色でした(^^;)
外袋の色は、青だよ(笑)
フェリシモ・帆布バッグ④3-wayショルダーバッグのキット概要
おうちミシンで職人気分 基本からマスター 帆布バッグレッスンの会④3-wayショルダーバッグ | |
価格 | 月1回:価格:3,850円(税込み) |
想定作業時間 | 約3~6時間 |
完成サイズ | 縦約28cm、底横約26cm、まち幅約4cm |
キット内容 |
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自分で用意するもの |
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あると便利なもの |
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公式サイト | https://www.felissimo.co.jp/ |
備考 |
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まとめ
フェリシモの帆布バッグキット④3wayショルダーバッグを作る際に、私が手こずった箇所は、
- 肩ひもの作成
- 内袋と外袋の袋口を合わせるところ
の2か所です。
綺麗に仕上げるために気を付けた点は、
- 縫い線を消えるチャコペンで書き足し、縫う際の目印にした。
- 布の厚みは、木づちで可能な限り叩いて薄くする→ミシン針が本当に通りやすくなる
の2点です。
出来上がったバッグは、予想していたよりも軽く、しかし帆布らしく丈夫さもあります。
使い続けていれば、布がもう少し柔らかくなり、より使いやすくなると感じました。