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法華宗 三途の川 で検索して巡り合った日蓮からの手紙

法華宗 三途の川 日蓮からの手紙 雑学

法華宗 三途の川 日蓮からの手紙

過日、家族が他界し、葬儀に参列しました。

その時にお寺さんが唱えてくださったものの中に「死後、どのようにしたらいいのか」について述べていたものがありました。

「あれ…これお題目と違う……法話?」

と思う、大変わかりやすいものでした。

何のお経(?)だろうと、
必死にお寺さんの手元を凝視したのですが
よくわからず(^_^;)

家族の一人も気になったのか、

「あとでグーグル先生に聞いてくる」

と、葬儀後に申しており、
その結果を教えてもらったので、
忘れないようにここに記しておきます。

 

 

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法華宗 三途の川 で検索したら出てきた 日蓮からの手紙

「”法華宗 三途の川”で検索したらあった!
 日蓮の手紙だった!」

と言って、家族が教えてくれたのが
↓こちら↓

波木井殿御書
(はきいどのごしょ)

日蓮は日本第一の法華経の行者也。

日蓮が弟子檀那等の中に
日蓮より後に来り給い候わば、
梵天・帝釈・四大天王・閻魔法王の
御前にても、
日本第一の法華経の行者、
日蓮房が弟子檀那なり
と名乗って通り給うべし。

此の法華経は
三途の河にては船となり、
死出の山にては大白牛車となり、
冥途にては燈となり、
霊山へ参る橋也。

霊山へましまして
艮の廊にて尋ねさせ給え、
必ず待ち奉るべく候う

 

↓現代語訳↓

日蓮は日本第一の法華経の行者である。

我が弟子信者等の中に
私の後から来る者がいたなら、
梵天、帝釈天、四天王や閻魔法王等の前で
「日本第一の法華経の行者、
 日蓮御房の弟子信者なり」
と名乗って通られるがよい。

この法華経は
三途の河を渡る時には船となり、
死出の旅路では
大きな白牛が引く車となり、
冥途への道中では燈明となり、
霊山浄土へ渡す橋ともなるだろう。

霊山へ来られたなら、
その入り口である
北東の方角(丑寅)の渡口で
日蓮をお呼びなされ。
必ずそこでお待ちしておるから。

  私 「なるほど…こう言っていたのか」

 家族「法華経すごい…
     『日蓮の弟子信者です』
     って言えば通れるし、
     船になって
     車となって
     明かりとなる上に
     入口で日蓮を呼べば、
     迎えに来てくれるって」

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  私 「それをこの旅立ちの時に
     教えてくれるというのが、
     またいいね!」

 家族「すごい…」

これで亡き家族も
無事にたどり着けることでしょう。
なにか、安心しました。

 

 

法華宗の四十九日

家人が、無事に霊山浄土へたどり着く方法を
葬儀にてきちんと伝えてもらった
ということで安堵した訳ですが、
ふと疑問に思ってしまったわけです。

  私「あれ?四十九日の間は、
    中有にいるのでは…?」

中有(中陰)とは…


人が死んでから次の生を受けるまでの間の期間

この期間は、四十九日。
個人の魂が
住んでいた家の軒先などに
離れずさまよっているといいます。

故に、
没後七日ごとにお経をあげてもらい、
七回目の四十九日に次の生が決まるまでの間、
死者の冥福を祈る為に法要を営みます。

  私「一息に霊山へ行けるのであれば、
    中有にいないのでは?」

と、疑問に思ってしまったのです。

法華宗(陣門流)では、

法華経とお題目の信仰と功徳によって、
故人となったその瞬間に
霊山のお釈迦さまのもとにもうでて
安らかな心を得るとされております。

これを
頓證菩提
(とんしょうぼだい)
と云ひます。

ですから中有をさまようことはないのです。

ということで、
やはり中有にはいない
ということになります。

とはいえ、
七日ごとの法要は行うことになっているので、
毎日、
お水を変えて、
線香を供えて、
お香を炊いて、
ごはんを供えて…
(いやこれは…仏壇がある生活だと普通の事だな)
と、
七日ごとの法要も行うこと
になっている訳でして…

なんだか色々と
盛りだくさんな気がするのですが…

何故だ!?

この四十九日間というのは
残された遺族にとって、
悲しみに混乱した心を静めて、
新しい出発のための心を整理したり、
心静かに故人をありし日を想い、
故人の霊と語り合うよい期間
と云えるのではないでしょうか。

とのこと。

それもそうですね。
亡き家人は、もう安らかな心を得ている訳で
何の心配もいらないわけですから…

後は、
私たちこちら側に残った者の気持ちの問題
といったところなのでしょう。

うんうん。
うちの家族が心穏やかなら、
それが何よりいいさ♪

 

 

まとめ

法華宗においては、
日蓮聖人が波木井さんは宛てたお手紙から、
死後、中有をさまようことなく、
一気に霊山へ向かうことができる。
ということを知りました。

何はともあれ、
亡き家族が安らかであることと
我が家の家族たちの平安が
これからも続きますように…
(^人^)

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