5月5日 こどもの日(祝日)
こと、
端午の節句です!
皆さま、どのようにお過ごしになられたでしょう?
現在の我が家には、ちびっ子様はいらっしゃらないので、
大人ばかりの「こどもの日」となっております(笑)
現在の我が家では、
・柏餅を食べる
・ちまきを食べる
・菖蒲湯に浸かる
くらいが、端午の節句の日に行うことです。
男児がいる親戚宅より「黄色いおこわ」のおすそ分けがあれば、それも家族で美味しくいただきます。
せっかくなので、
・柏餅など端午の節句に食べる食べ物の意味
や
・菖蒲湯の由来
を、簡単にご紹介♪
より良い節句を過ごしましょう(笑)
端午の節句とは…
まずは、端午の節句について簡単に…
・五節句のひとつ
・5月5日
・今日では「こどもの日」として祝日
・諸説あるが、「端」 は「はじめ」の意味で、旧暦5月の最初の午の日を示していたので「端午」と呼ばれていた。
※午の日(うまのひ):十二支の午にあたる日。
・日本では、古くから柏餅やちまきを食べてお祝いをし、江戸時代になると武者人形を飾り、鯉のぼりをあげるなど男児の成長を願う行事となった。
(参照:平成三十年高島暦 東京神正館蔵版)
端午の節句に柏餅を食べる意味
柏餅には「子孫繁栄」の意味があります。
何故か?
柏の葉は、新芽が育つまで葉が落ちないからです。
その様から
「子供が生まれるまで親は死なない」
↓
「家系が絶えない」
という縁起担ぎになっております。
ちなみに、
柏餅に使われている葉っぱは、槲(かしわ)です。
香りをつけるために存在する葉っぱです。
ですので、
基本的には、食べません。
まあ、自然の葉っぱなので、食べられないこともないですけど・・・(^_^;)
端午の節句の食べ物の意味
端午の節句にちまきを食べる意味
これは、私、古典の授業で習いました(笑)
未だに所有している国語便覧には、こうあります。
屈原が汨羅(べきら)に身を投じて死んだのは五月五日である。
のちの人々はこの日、竹の筒に米を入れ、川に投げて屈原を祭った。
ところがある日、三閭大夫(さん閭たいふ)=屈原と名のる男が現れ、
「いつも祭ってもらえるのはありがたいが、食物は蛟竜(みずち)がみな盗んでしまう。
今後は竹筒を、蛟のこわがる楝(おうち)の葉で包み、五色の糸でくくって投げてほしい。」
と言った。
以後、人々はこのことばに従って屈原を祭った。
この名残が、「ちまき」鯉のぼりの「吹き流し」など、端午の節句の風習としてわが国に伝わっている。
屈原さんは、時代にすると(紀元前340~277年頃)のお人で...
(国語便覧より)
不遇の忠臣。楚辞が有名。
ちまきは、屈原さんの希望で生まれたものです(笑)
黄飯を端午の節句に食べます
我が家では、「黄色いおこわ」と呼ばれています。
黄飯
と、世間では呼ばれています。
「おうはん」「きめし」
と呼ばれているそうですが、
名古屋では「きいはん」と呼ぶのが一般的。
でも我が家では「黄色いおこわ」です。
ちなみに我が家は女傑の一族(女子オンリーの男子不在の一家)のため、一度も炊いたことがありません(笑)
「男の子のいるおうちで炊くのよ」
と聞いて育ったので、男児のいるご家庭では、祝い飯として炊かれているのでしょう。
とはいえ、
親族には男児のいる家もありますので、
毎年、端午の節句にはおすそ分けで黄色いおこわを頂きます。
今年もありがとう、叔母上!
クチナシで色付けしたもち米を炊いたものに、
ふっくら黒豆が乗った
黄色いおこわ。
ちなみにこの黄飯の意味は、
・クチナシの黄色=邪気を払う
・黒豆=まめ(元気で健康)に育ってほしい
となっております。
今年も美味しく頂きましたので、
クチナシの黄色が私の溜め込んだ邪気を少しでも払ってくれたことでしょう(笑)
端午の節句に菖蒲湯に入る由来
菖蒲については、江戸時代へと遡ります。
江戸時代といえば、武家社会。
菖蒲と尚武(武道・軍事を大切なものと考えること)
をかけて、
5月5日を尚武の祝日として祝うようになった。
という説があります。
菖蒲には魔よけの力があると信じられていたので、
菖蒲湯の入ることで、邪気を払います。
あと、
菖蒲=勝負運を身につけるという語呂合わせ的な説もあります(笑)
まとめ
端午の節句に
・柏餅を食べる=子孫繁栄
・ちまきを食べる=中国の屈原の故事より
・菖蒲湯=邪気を払うため。勝負運をつけるため
という意味・由来があります。
それぞれの由来に想いを馳せつつ、美味しく端午の節句の食べ物を頂きましょう。
そして菖蒲湯に入り、邪気を払い、勝負運を身につけ、今年一年を乗り切りましょう!
節句は節目の時。
「節目節目できちんとしなさい」
と、言われて育った祖母にそう言われた私は、
「節目節目で気合を入れなおせってことね」
と答えたものです。
節句ごとに、気合を入れ直して、頑張りましょう!